主に独学で公務員試験に挑戦する人のために、自分の経験を踏まえた上で、お薦めの教材や学習のコツを具体的かつ丁寧に紹介しますので、参考にしてください。

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法律科目

独学で公務員 法律科目の勉強法③~民法編~

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こんにちは。

そういえば、今年の流行語が決まったようですね。「インスタ映え」「忖度(そんたく)」の二つらしいです。
僕は、インスタはしないのであまり知りませんが、やっぱり政治的な話題から流行語になることって多いですよね。今年の忖度もそうですが、個人的には「印象操作」も中々話題になっていたような気がしますね。

さて今日は、公務員試験における鬼門の1つ、民法についてまとめます。

 

形式と傾向

民法は、暗記+思考力が必要な科目と言えます。出題は、条文を中心にその解釈を示した判例と、事例問題で構成されます。特に、事例問題は、条文を活用する力が必要になるので、しっかり慣れたいところです。

科目自体の難易度が高いため、慣れていない場合は多くの問題が難しいと感じると思います。

 

目標点

科目自体難しいので、目標点は6割~7割くらいでいいと思います。他の科目で高得点を取れば5割くらいでもいいですね。ただ、5割くらいしか取れない場合は、わざわざ民法を選択するより他の科目を選択する方がいいですけどね。

 

学習の内容

まず、民法の学習内容は大きく3つに分けることができます。条文学習事例学習判例学習ですね。

 

条文学習

これは当たり前ですね。条文を覚えるということですが、単に条文をそのまま暗記するというわけではなく、条文の意味までしっかり理解することも必要です。

 

例えば、民法177条は、「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」としています。

ここで、「登記」というのは、国が管理している書類に記録するということです。また、「対抗」というのも法律独特の表現ですが、簡単に言うと、自己に有利な利益を主張するということです。

 

このように、条文の中に出てくる用語の意味がわからなければそもそも理解できないことが多いです。用語の意味までが条文学習であると意識した方がいいですね。

 

事例学習

条文だけ知っていても、実際の事例でどう使うのか、また、事例での法律関係がそれぞれどうなっているのかわからなくなることもあります。

 

例えば、先ほどの民法177条は、「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法 (平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」としています。これだけ暗記しても何を言っているのかわかりません。これは事例で考えると下の図のようになります。

 

二重売買と言われるやつですね。民法177条が想定している典型的な事例です。

この場合、条文に従えば、Cが登記をしているので、Cが土地の所有権をBに主張できるということです。このように、特に民法では、常に事例で考えながら条文を覚えていき、また、事例問題ではその事例を図に書いて整理していくことが重要になります。

 

判例学習

判例というのは、裁判所が、具体的な事件の裁判で下した法律的な判断のことです。
この条文の文言はどう解釈するべきかとか、この事件では、どの条文をどう当てはめるべきか、について裁判所が判断を下します。例えば、先ほどの民法177条の中にある「第三者」っていう文言は、具体的にどういう意味なん?ってなり、これは人によって意見が分かれます。

この点、判例によると、民法177条における第三者とは、「当事者もしくはその包括承継人以外の者であって、登記の欠缺を主張する正当の利益を有する者」(大連判明治41年12月15日)とされています。色んな考え方(学説)があっても、判例が一番正しいものとされます。

 

民法では、条文だけの問題より、判例の知識を絡めた問題がかなりあるため、判例学習も重要ですね。

当たり前の知識として問われるため、条文と並んでしっかり暗記しなければならないわけです。

 

学習のコツ

学習の内容が分かっても、すぐ得点できるわけではないのが民法ですよね。おそらく公務員試験の科目の中ではトップクラスの難易度であると思います。

そこで、主に独学の人が民法の勉強をスムーズに進めるためのコツを簡単にまとめます。

 

まずは、導入本で基本だけ押さえる

法学部であったり、法律を学んだことがある人以外は、かなり敷居の高い科目なので、いきなり過去問よりは簡単なテキストをざっと読んだほうがいいですね。

一番いいと思ったものは以下の本です。

郷原豊茂の民法まるごと講義生中継〈1〉総則・物権編 第6版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)郷原豊茂の民法まるごと講義生中継〈2〉債権編 第5版 (公務員試験 まるごと講義生中継シリーズ)

難しい部分は飛ばして、とりあえず、民法がどんなものかを知る程度でよいかなと。

 

わからない部分はどんどんスルー

法律に慣れている人もしくは、導入本をやった人はスー過去を周回していけばいいですね。

スー過去には基本レベル、応用レベル、難問レベルがあり、応用レベルあたりから難しくなります。基本的に、難問レベルはどの科目もあまりしなくていいと思いますが、応用レベルまではマスターしたいです。ただ、民法の場合は、難しい要素が多いので、詰まることも多々あるはずです。理解できずにずっと立ち止まることもあるかとは思いますが、どんどん飛ばしていく姿勢が重要かなと思います。

 

民法はすぐに理解し、得点できる科目でないため、じっくり時間をかけるべきです。他の分野の知識を得ることで、別の分野の理解が深まることもありますし、全体を勉強することで民法的な考え方が身につき、理解できることもあります。そのため、理解できずにうなっている暇があれば、とりあえず1周した方が結果的に早く理解できます。
難しい部分は2周目以降に先延ばしすればいいわけですね。

民法の学習の流れやコツは以上です。
条文も事例も判例も全て把握していかなければならず、量もなかなか多いと思います。

難易度が高い上に、逃げることもあまりできない民法ですが、根気よく勉強すれば段々分かってくる科目でもあります。経済と並んで公務員試験の鬼門代表科目ですが、なんとか踏ん張りたいですね。

それでは今日はこのへんで。



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